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プレスリリース

2015年7月31日

夏の病は「熱中症」だけではない!
約8割が冬をイメージする心筋梗塞(血栓症)は、実は夏も危険
- 8月10日は「健康ハートの日」-


■心疾患の現状

心疾患は先進国の多くで死因の上位となっており、日本でも厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成25年1年間の死因別死亡総数のうち、心疾患は196,723人で、がんに次ぐ第2位となっています。がんの場合はさまざまな臓器や組織にできる総数なので、一つの臓器としては心疾患が死亡者数の第1位という現状です。
また平成25年現在、心疾患は平成9年より17年連続で日本人の死因別死亡数第2位となっており、年々増加傾向にあります。平成9年の死亡数と比較すると死亡者数が約4割増加しております。


■虚血性心疾患(心筋梗塞)の増加

同じく、厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成25年1年間の心疾患による死因内訳で最も多いのは心不全ですが、心不全は病名ではなく、なんらかの心疾患の結果として心臓の機能が低下した状態を指します。血管内にできた血栓が引き起こす心筋梗塞や冠動脈の血流低下が引き起こす狭心症といった「虚血性心疾患」は近年増加しており、虚血性心疾患の原因となる心不全を含めると、虚血性心疾患は心疾患の死亡原因の7割以上を占めています。
また糖尿病や慢性腎臓病では特に心疾患、虚血性心疾患と関連が強く特に注意が必要です。


■夏場だって要注意!身近に忍び寄る心筋梗塞

国立循環器病研究センターの発表によると冬場の寒い季節に、心筋梗塞に伴った心停止の発生が多いことが分かっています。日本ナットウキナーゼ協会の調べでも、全国の30代~60代の男女800名の内約8割が心筋梗塞は冬場に多いイメージを持っています。
しかしながら、発汗等の影響で血液が固まりやすい夏場も同様に注意が必要です。体力のある一流アスリートが真夏の練習中に急性心筋梗塞で亡くなる事例も過去にありました。人間の身体は発汗により体温調整を行います。そのため、暑い夏場は正しく水分補給をしないと体内の水分が不足しがちです。その結果、血液の粘度が上がり、血液がドロドロになり流れにくくなり、血管が詰まりやすくなってしまいます。特に、肥満や高血圧、糖尿病等生活習慣病の方やその予備軍の段階の方はもともとリスクが高いため、夏場は水分補給を十分に心がける必要があります。
また、夏場は冷えたビール等アルコールを摂取する機会が多くありますが、アルコールは利尿作用があるので摂取した以上に水分が排出され脱水となるので、さらに注意が必要です。
日本ナットウキナーゼ協会の調べでも、心筋梗塞などの血栓症の危険性と気温の関係が明らかになっています。

●血栓症(心筋梗塞や脳梗塞)の危険性と気温の関係(日本ナットウキナーゼ協会調べ)

危険度

気 温
低 危険度 気温が15℃以上29℃未満
中 危険度 気温が29℃以上32℃未満あるいは、3℃以上15℃未満
高 危険度 気温が32℃以上、あるいは、3℃未満



■こんな症状は心筋梗塞の前触れかも!

エドワーズライフサイエンス(株)が厚生労働省より引用したデータを基に行った調査によれば、下記16個のチェック項目で心筋梗塞発症のリスクを判定することが可能です。

・魚よりも肉が好き

・運動は1週間に1回もやっていない
・お菓子が好き ・デスクワークや車での移動が多く、
   歩くことが少ない
・塩分が強めの味付けが好き ・生活の中心は仕事である
・野菜や海草、大豆製品はあまり食べない ・スケジュールは詰まっていて、
   30分以上休めることはめったにない
・食べることが好き。多く食べがち ・仕事でもなんでも、
   一度に二つ以上のことをやるのが好き
・アルコールを飲む機会が多い ・睡眠時間は一日6時間以下
・標準体重を10%以上オーバーしている ・週末もまとめて2日間休むことは
   ほとんどない
・喫煙習慣がある ・旅行に出かけても、
   仕事の連絡をすることが多い
●心臓病になりやすい人の生活チェック項目(エドワーズライフサイエンス(株)調べ)
・チェック 1 1 個以上・評価 C = 虚血性心疾患になる可能性大/心臓病検査を推奨
・チェック 6 ~ 1 0 個・評価 B =心筋梗塞や狭心症を起こしやすい/食生活や運動に要注意
・チェック 5 個以下・評価 A = 心臓病のリスクは少ない


心臓の健康管理にはしっかりとした検査を

心筋梗塞を予防するためには、高血圧や糖尿病をきちんと治療するだけでなく、食事や運動など生活習慣を見直して、喫煙者は禁煙するなど、危険因子を取り除くことが必要です。また、健康診断などで定期的に検査をするだけでなく、不安を感じたらかかりつけ主治医へのご相談をお勧めいたします。
心筋梗塞は、症状の少ない段階で早期に異変を見つけて適切で素早い治療が重要です。早期であれば、治療範囲も狭く後遺症も残らないため患者様の身体の負担も少なくて済みます。心疾患の早期発見と適切な治療計画には、偕行会グループの名古屋放射線診断クリニックが行っている、アンモニア(心臓)PET検査が非常に有効です。


■アンモニア(心臓)PET検査とは

アンモニア(心臓)PET検査は、心臓の筋肉を流れる血液の流れや動きを調べる検査です。放射線薬剤のアンモニアを体内に注射し、薬剤が心臓に集まる具合をPET-CTで撮影し測定することで、心臓の筋肉に流れる血液量の測定や、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)の病気の有無とその程度を診断し、治療の必要性の判断に役立てます。
他の検査では判断の難しい虚血性心疾患においても、アンモニアPET検査では、正確な心筋血流量の数値化が可能なため、安静時と心臓に負荷をかけた時の心臓の状態をしっかりと把握でき、質の高いPET画像により虚血領域を明瞭に確認することができます。


■リスクが少なく、患者様にとって優しいアンモニアPET検査

画像の精度が極めて高いため、太い血管はもちろん枝分かれした細い血管が潅流する筋肉内の毛細血管の血流までも鮮明に判断でき、一般的に行われている心電図や超音波検査では見つけられない異常を発見できます。通常、カテーテルを用いた血管内の検査や治療が多く行われていますが、その前の早い段階でアンモニアPET検査によって心筋血流を調べることにより、最適な治療方法を見極めたり、発作のリスクを予測したりすることが可能です。
アンモニアPET検査を行うことによって、カテーテル検査を行う必要のある患者様の選択が可能であり、異常が見つかった場合に心臓カテーテル治療を行います。また逆にPET検査が正常で、カテーテル検査を行う必要のない患者様がわかれば、カテーテル治療に伴う痛みや発作、アレルギー症状や副作用等のリスク回避につながります。侵襲の少ない検査は心疾患の早期発見と患者様のQOL向上に貢献することが可能です。


■名古屋放射線診断クリニックのご紹介

2001年11月に東海地方初の民間PET施設として開院した名古屋放射線診断クリニックは、2004年にPET-CTを初めて導入し、今日まで数多くの検査を行っています。その中でもアンモニアPETの検査数においては、2015年3月には500件を突破いたしました。この数字は、日本はおろか世界でもトップクラスの検査数です。昨年は年間301件の検査を行い、今年度は通算1,000件を突破する見込みです。
また、当クリニックでは東海地区初のGEヘルスケア社のPET-CT「Discovery IQ」の導入いたしました。これに伴い、2台のPET-CTのうち1台をアンモニアPET専用として運用しております。また、当機種は高感度の検出器を搭載し、検査時間の短縮を可能にしたほか、昨今話題の医療被ばくを最小限に抑えることが可能となっています。
今後も当クリニックは確かな技術で実績を積み重ね、多くの患者様に確実で優しい検査を提供してまいります。


名古屋放射線診断クリニック 心臓核医学センター長 大島覚
2013年4月から同院でアンモニアPET検査を始めました。
前述のごとく、虚血性心疾患の診療において、他の画像検査と比べても、きわめて画像がクリアでもっとも診断精度の優れた検査であるといえます。心エコーやCT、MRIなどと組み合わせることによって、心臓病の早期発見も可能で、心臓病の患者様では患者様それぞれの病態を正確に把握することによって、適切な治療を行うことが可能になります。
病気の早期発見、早期治療によって個々の患者様の健康の維持、QOLの改善にお役立ちできれば幸いです。
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