多発性嚢胞腎【たはつせいのうほうじん】
腎臓に関連する遺伝性の病気です。両側の腎臓に嚢胞(のうほう)と呼ばれる水袋ができていきます。
初期には自覚症状がほとんどありませんが、約半数の患者さんが60歳代までに透析を始めています(2014年現在)。
高血圧を伴うことが多いため、治療には降圧薬が使われることがあります。
たんぱく尿【たんぱくにょう】
尿中にたんぱく質が含まれているかどうかを調べる検査です。
正常値は(-)です。
【(+)以上が出る場合】腎炎、ネフローゼ症候群、腎硬化症、糖尿病、膠原病など健康な人でも激しい運動の後などに一時的に検出されることがあります。
蓄尿検査【ちくにょうけんさ】
24時間(1日分)の尿を溜め、尿の量と尿に含まれる成分の量を測る検査です。
腎臓の働きや、食事療法がうまくいっているかどうかの判断に使われます。
低血糖【ていけっとう】
血糖値が低い状態です。強い空腹感、脱力感、手のふるえ、頭痛、目のかすみ、眠気などの症状が現れ、ひどくなると昏睡状態に陥る危険性があります。
糖尿病の薬が効きすぎたり、薬が効くタイミングと血糖値が上がるタイミングがずれた時に起こりやすくなります。
糖尿病【とうにょうびょう】
高血糖が長く続いている状態です。口が渇く、水をたくさん飲む、多尿、体重が自然と減るなどの症状が見られます。
空腹時血糖値が126mg/dL以上、食後2時間血糖値が200mg/dL以上、HbA1cが6.5%以上の場合、糖尿病の可能性があります。
糖尿病性腎症【 とうにょうびょうせいじんしょう】
糖尿病が進行して腎臓が傷ついてしまった状態です。
透析を開始する理由の多くは糖尿病性腎症です(2014年12月現在)。
動脈硬化【どうみゃくこうか】
血管の内側が狭くなってしまうことです。血液が流れにくくなります。
高血圧や糖尿病で血管が傷つくとコレステロールなどが血管の内側に入り込み、こぶのようなものを作り、狭くなってしまいます。