診療科・部門

高気圧酸素治療

高気圧酸素治療(HBO)とは

高気圧酸素治療とは、治療タンク内を大気圧より高い気圧に加圧し高濃度の酸素を吸入することで血液中に溶けこむ酸素の量を増やし、病態の改善を図る治療です。当院では2.0気圧下(水深10ⅿ相当)で100%の酸素を吸入して治療を行います。

当院の高気圧酸素治療装置/バラ・メド

当院で対応可能な適応疾患

酸素カプセルとの違い

近年、疲労回復やケガからの早期回復目的で酸素カプセルを利用する人がいますが、当院での高気圧酸素治療は酸素カプセルとは異なります。酸素カプセルでは21%の酸素で1.3気圧程度までしか加圧できませんが高気圧酸素治療の場合、100%の酸素で2.0気圧まで加圧することが可能です。そのため、身体の中に溶け込む酸素の量(溶解型酸素)が増加し様々な病気の回復が期待できます。下記は高気圧酸素治療と酸素カプセルにおける血液中の酸素量を皮膚上で測定した経皮酸素分圧(tcpO2)の比較です。

治療条件
酸素濃度:下記の数値を参照
加圧時間:15分
治療時間:60分
減圧時間:10分

  高気圧酸素治療 酸素カプセル
酸素濃度 100% 21%
治療圧力 2.0気圧 1.3気圧
加圧方法 酸素加圧 空気加圧

治療の流れ1回の治療は90分前後となります

  • 準備
    開始前にその日の健康状態を評価した後、専用の治療着に着替えていただきます。治療中はお手洗いに行けませんので必ず開始前に済ませてください。
  • 治療開始前
    電子機器や火気の原因になる物がないか持ち物チェックを行います。
    治療中は心電図を装着させていただきます。
    全てのチェックが終わりましたらタンク内に入っていただきます。
  • 加圧
    約15~25分かけて気圧と酸素濃度を上げていきます。その際、耳に違和感や痛みが出てきましたら「耳抜き」を行っていただきます。
    耳抜きが上手くできない場合はスタッフにお知らせください。
    ※装置内に電話がありますので、そちらを利用し会話することが可能です。
  • 治療中
    目標の圧力まで加圧をしたら、その状態を60分間維持します。治療中はテレビを見たりしてお過ごしいただけます。
  • 減圧
    約10分かけて元の気圧まで戻します。
    その際も耳の違和感や痛みが出ましたら「耳抜き」を行っていただきます。
  • 治療終了後
    減圧後は健康状態に変化がないか、特に耳の痛みなどの症状がないかを確認し終了となります。

治療前に確認していただくこと

≪耳抜き≫

治療中はタンク内の気圧が変化し鼓膜の内外で気圧差ができるため、耳痛と言う耳の痛みを生じることがあります。トンネルの中に入った時や飛行機に搭乗した時に耳がボーっとする症状が耳痛であり、この耳痛を解消するためにはご自身で耳抜きを行っていただく必要があります。また、風邪や花粉症により鼻詰まりを起こしている方は耳抜きができないことがあり、その際は治療が行えない可能性があります。
※耳抜き練習は当日担当するスタッフが事前に説明します

≪閉所恐怖症≫

当院にある装置は、全面アクリル板でタンク内から部屋全体を見渡すことができますので、安心して治療を受けていただけます。閉所恐怖症がある場合は、不快感やめまい、動悸などの症状が出ることがありますので、その際は治療が行えない可能性があります。

【ご予約】

052-353-9100

月曜日から金曜日 9:00~17:00
(祝日・年末年始を除く)

【お問合せ先】

052-362-5151

月曜日から金曜日 9:00~17:00
(祝日・年末年始を除く)

※「高気圧酸素治療の件です」をお伝えください。
担当窓口にお繋ぎします