この度は、偕行会グループ 透析医療事業部のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。透析医療事業部 事業部長の鍋島邦浩と申します。

現在、日本の透析患者数は35万人を超え、国民の約350人にひとりが人工透析を受けていること※になり、本邦は世界有数の透析大国といえます。医療の進歩、人口の高齢化、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の増加など、複数の要因が絡み合い、多様な合併症を持った透析患者様が増加しました。それゆえ、様々な合併症対策が必要です。

偕行会グループは、透析患者様の寿命の延伸を目指し、時代に先駆けた合併症対策を医師だけでなく、看護師、看護助手、臨床工学技士、管理栄養士、理学療法士など幅広いスタッフが診療に関わりながら、実直に取り組んできました。透析運動療法や栄養指導、人工炭酸泉といった予防的な側面のみならず、潜在的な疾患の掘り起こし、つまり心疾患や認知症をはじめとした定期的なスクリーニング検査による合併症の早期発見・早期治療にも力を注いてきました。このホームページには、われわれが積み重ねてきた取り組みの中でも、特に誇れる合併症対策を「6つの強み」として掲載しております。

血液透析は移植を除けば、基本的に週3回の通院を生涯続けるわけです。透析を手掛けるということは患者様の人生を引き受けることに繋がります。多職種による連携、チーム医療で「身体的」「精神的」「社会的サポート」を行います。自分が大切にしている人へ医療を提供するように、目の前の透析患者様一人ひとりにとっての最善の透析医療を追求し、透析患者様の幸せに少しでも貢献できる様、偕行会グループはこれからも努力して参ります。 

※わが国の慢性透析療法の現況(2021年12月31日現在)