3.栄養管理
全ての透析施設において、管理栄養士が一人ひとりに合った栄養相談・食事指導を行って、
健康維持のサポートをしています。
快適な透析生活を過ごしていただくために、食事療法はとても大切です。管理栄養士がグループ全ての透析施設に常駐もしくは出向し、毎月の体重減少率・食欲の有無・血液結果を評価し、積極的に患者様の栄養指導をしています。とくに愛知県内では9割以上の患者様に栄養指導を実施し健康維持のサポートをしています。
栄養管理はなぜ大事?
通常、正常な腎臓は1日24時間休むことなく働いていますが、血液透析患者さんが行っている血液透析は週3回、1回当り3~5時間程の治療です。また全ての腎臓の働きを代行できるものではありません。そのため、日々の食事管理による調整も必要となります。
以下の表は、BMIが低いほどつまり低体重になるほど、死亡リスクが高くなることが示されています。透析患者様は透析患者様は食事制限やホルモンの代謝異常により、食欲不振、低栄養になりやすいと言われていますが、食事制限がある中でもしっかりエネルギーを摂取し、栄養のバランスを整えることが重要となります。
偕行会の栄養管理ポイント
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患者様への情報提供
毎月、食品や食事に関する情報を提供するため、資料を作成します。季節に合った献立を試作し、写真付きでレシピを紹介しています。
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栄養指導
患者様一人ひとりにあわせた栄養指導を実施するため、採血結果や体重の推移の確認、内服の変更はなかったかなどカルテを確認した後、栄養状態を評価し、患者様へのアドバイスを行います。
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多職種の連携
生活や食事面での変化を共有するため、他の職種との連携は欠かせません。
医師や看護師へ随時報告します。 -
栄養相談コーナー
透析中の栄養指導に加えて、透析後や非透析日に栄養相談を行うこともあります。
ご希望に応じてご家族の方に実施することもあり、日頃の食に関する疑問や悩みなど相談にのっています。