外来担当医師略歴
寺澤 求
- 2021年8月
- 偕行会城西病院 内科部長
訪問診療とは、住み慣れた地域での在宅医療を指します。患者様の状態や病歴に基づいて、診療計画を立て、医師が患者様のもとへ定期的に訪問し、医学的管理を行います。訪問診療の頻度は患者様の状態により異なりますが、1~2週間に一度となります。なお、急変時には緊急往診や入院手配などにも臨機応変に対応しています。当院は、訪問診療を必要とする皆さまの「かかりつけ医」として診療にあたっていま す。
偕行会城西病院の在宅医療の特徴
① 24時間365日の支援体制
定期訪問中の患者様が急に具合が悪くなった場合は、夜間・休日であっても「在宅療養支援病院」として、24時間365日いつでも緊急往診を行います。
② 在宅医療チームの連携
医師・看護師・理学療法士・ケアマネジャーといった複数のスタッフが連携し治療計画を構築。患者様が安心して在宅医療を受けられるようサポートします。
③ 入院対応
訪問させていただいている患者様で入院が必要と判断した場合には、偕行会城西病院で受け入れを行っています。また、病院が行う在宅医療の強みを活かし「人工呼吸器」や「経管栄養」といった重症例に関しても対応することが可能です。
④ 電子カルテによる情報共有
偕行会グループ内の名古屋共立病院や偕行会リハビリテーション病院と電子カルテシステムを連携。グループ内の患者様であれば、過去の既往歴等を即座に確認し診療に活かすことが可能です。また、電子カルテの活用により、多職種での情報共有が進み、より安心・安全な医療を提供することが可能です。
対象となる患者様について
高血圧症や認知症、糖尿病、がんなど多岐にわたる疾患を抱え、在宅で療養する患者様を支えています。また、在宅酸素や在宅人工呼吸、胃ろう、経管栄養、気管切開、褥瘡(床ずれ)、緩和ケアなどの医療管理も行っています。なかでも、誤嚥性肺炎に関するトラブルには力を入れており、食べさせ方や経管栄養のスピードの工夫により、誤嚥性肺炎による入院はほぼ無い状態となっているほか、介護担当者と密に連携し初期症状を見逃さないよう心掛けています。
訪問診療患者の主病名一覧(2019年度)
訪問診療件数
往診・緊急往診件数
名古屋市中村区・中川区・港区・昭和区、海部郡蟹江町などに訪問させていただいています。
その他のエリアで訪問診療をご希望の方は、まずはご相談 ください。
寺澤 求