治療

透析を続けてきましたが、最近、治療をやめたいと感じるようになりました。
医師には、どのように伝えればよいでしょうか?

長く透析治療を続けていると、心や体にさまざまな負担を感じ、「もうやめたい」と思われることは、決して珍しいことではありません。
まずは、そのお気持ちを大切にしてください。そして、どうか一人で抱え込まず、率直に主治医にお話しください。
無理にすべて説明しようとせず、「気持ちが揺れている」ことを伝えるだけでも十分な第一歩です。

透析をやめるまで

透析治療は、患者さんご自身の意思に基づいて行われる医療です。ご希望があれば、治療を中止することも可能です。
ただし、主治医は、これまでの経過や現在の体調をふまえて、治療を続けることの意味や、今後の見通しについて丁寧に説明してくれるはずです。
透析をやめるという選択は、命に関わる重大な決断です。
主治医だけでなく、看護師、医療相談員(MSW)、ご家族など、信頼できる方々と一緒に、じっくりと話し合いながら考えていくことをおすすめします。

医師と一緒に、以下のようなことを話し合うことができます

緩和ケア(保存的腎臓療法)への移行、在宅医療や終末期医療の体制、セカンドオピニオンの活用、家族との話し合いの場の設定

透析を再開することもできます

いったん透析を中止された場合でも、体調やご希望に応じて、再び治療を始めることができます。再開を希望される際は、どうぞ遠慮なくクリニックにご相談ください。

どうか、焦らずに、納得のいく形でご自身の選択をしていただけますよう、心より願っております。
私たち医療スタッフは、どのような選択であっても、患者さんの思いに寄り添い、支えていきたいと考えています。

穿刺ミスで腫れがある場合、冷やすか、温めるかどちらの方がよいでしょうか?

透析中の穿刺でうまく血管に入らなかった場合、腕が腫れてしまうことがあります。これは「皮下血腫(ひかけっしゅ)」と呼ばれ、血管の外に血液が漏れてしまった状態です。
まずは、その場で医療スタッフが適切に処置を行います。ご自宅に帰ってからの対応については、透析室で指導された方法に従うのが基本です。

腫れた直後は「冷やす」のが基本

穿刺ミスの直後は、腫れの広がりや痛みを抑えるために冷やすのが一般的です。冷やすことで血管が少し収縮し、出血が広がりにくくなる効果が期待できます。
また、温めると血流が増えてしまい、かえって腫れが悪化することもあるため、初期は避けた方が安心です。

痛みが落ち着いてきたら「温める」のも選択肢

数日たって痛みがなくなってきた頃には、温めることで血流を促し、血腫の吸収を早める効果が期待できます。
ただし、腫れがひどくなったり、赤みや熱を持っている場合は、感染の可能性もあるため、自己判断せずに透析スタッフに相談してください。

ご心配なことがある場合は、主治医や透析クリニックの医療スタッフにご相談くださいませ。